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木質パネル工法の家の魅力は?デメリットや在来工法との違いを解説

戸建てというと木造住宅をイメージする人は多くいるでしょう。

暖かみのある木造住宅の家には調湿作用があるので、一年を通じて快適に過ごしやすくなっています。

ただし、木造住宅といってもそれぞれで、どの工法で建てるかによって違いがあります。「木質パネル工法」はそんな木造住宅の工法の一種です。

各工法の特徴を知らずして家を建てると、入居後に「別の工法にしておけば良かった」と後悔しやすいです。失敗を防ぐためにも、工法の種類について把握しておくことをオススメします。

今回は『木質パネルとはどのような家なのか』を知るために、

  • 木質パネル工法の特徴
  • 木質パネル工法のメリット・デメリット
  • 他の工法との違い

などを解説します。

木質パネル工法とは?

木質パネル工法とは、木材を使用したパネル工法のことです。

パネル工法とは、工場で生産した床や壁などを構成するパネルを現場に搬入し、その場で組み立てる工法のこと。

出典:SAFETY[木質パネル接着工法]|テクノロジー(木質系住宅)|ミサワホーム

上記写真のように、工場で作った木質パネルを現場で組み立てて出来上がります。

工場での大量生産が可能な工業化向きの工法となるため、パネル工法を採用しているハウスメーカーは多いです。

ただし、ハウスメーカーはそれぞれ独自に工法の開発をしているので、パネル工法といってもハウスメーカーが違えば家の特徴にも違いが生じます。

木質パネル工法で建てられた家は気密性断熱性、そして耐震性に優れた住宅となります。

ちなみにパネル工法は、必ずしも木材を使用するとは限りません。鉄骨を使用するケースもあります(鉄骨パネル工法)。同じパネル工法でも、鉄骨系パネルで作られた家は、特徴が異なるので注意してくださいね。

木質パネル工法の5つのメリット

木質パネル工法で建てられた家にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

木質パネル工法の主なメリットは5つです。

1.工期が早い

木質パネル工法は、事前に工場でパネルを生産するという方法で家を建てるため、住宅の請負契約を締結した時点で、パネルに関して言えば既に出来上がっています。

一旦工事が始まれば、あとは現場でパネルを組み立てるだけとなりますので、0から工事をするタイプの工法と比較すると、木質パネル工法の家は工期が短いです。

2.コストが安い

工期が短縮されると、その分だけ人件費が浮くので、結果的にコストを下げることができます。

さらに、入居するまでの仮住まいにかかる住居費も、工期が短くなる分だけ安くなるので、全体的にコストを削減できます。

そもそも木材自体が鉄骨よりも費用が安いです。その上、工期の短い木質パネル工法ならば、より多くのコストを削減できるので、可能な限り安く家を建てたいという方にほど木質パネル工法はオススメです。

3.品質が安定する

家の価格が安くなると、品質に問題がないか不安になる方がいるかもしれませんね。

木質パネル工法は、事前にパネルを作っているから工期が短いのであって、突貫工事をしているわけではありません。なにより、工場で生産されたパネルを使用するため、品質が安定化するほどです。

生産方法が規格化された木質パネル工法の家ならば、質の良い住宅を期待できるでしょう。

4.高気密かつ高断熱

木質パネル工法で建てられた家は木造住宅となるため、断熱性・気密性に優れています。

家の断熱性が高いと外気の影響を受け辛いので、夏や冬であっても過ごしやすく、エアコンの使用量も下がります。結果的に電気代を節約しやすくなるということです。

ちにみに鉄骨のパネルだった場合、断熱性が低いため、夏は暑く、冬は寒くなりやすいです。そのためエアコンの使用量が高くなりやすく、ランニングコストが上がる恐れがあります。

できるだけ断熱性の高い家に住みたいのであれば、鉄骨よりも木質パネルの家の方がオススメですよ。

5.耐震性が高い

木質パネルの家は壁が家を支えるような構造になっているため、地震の揺れのパワーが分散されやすく、耐震性があります。

木造住宅の家というと地震の揺れに耐えられるのか心配になりやすいものですが、木質パネルで建てた家ならば安全に暮らせるでしょう。

もっとも、現在は建築基準法の基準があるため、木質パネルかどうかに関係なく耐震性のある家しか建てられません。

木質パネルの家は他の工法の家と比べて安価ですが、安いからといって品質が低いということではありません。それどころか、高断熱な家なので夏や冬でも過ごしやすく、地震にも強い安全な家といえるでしょう。

木質パネル工法の2つのデメリット

木質パネルの住宅にはメリットもあればデメリットもあります。

例えば、

  • 間取りなどの設計に関して自由度が低い
  • 場所によっては建てられない

などがあります。

まず木質パネル工法は、事前に作ったパネルを組み立てるという工法であるため、規格化に向いています。その反面、パネルのサイズが決まっているということもあってか、自由な設計ができないというデメリットを抱えています。

構造上の制約が付きやすく、自由な設計が難しいのです。

そのため、拘りのある家を建てたいという方には不向きでしょう。

さらに、木質パネルで建てた家はリフォームに向いていないというデメリットもあります。というのも、壁が家を支えている構造のため、壁をブチ抜いて間取りを広げるということが難しいからです。

木質パネルの家を建てるとなると、最初に決めた間取りで固定されてしまうので、家を建てる前に「将来のこと」をよく考えておく必要があるでしょう。子供の成長などに合わせて、先を見据えた間取りを設計することが大切です。

これらのデメリットに加え、木質パネル工法だと場所によっては建てられないことがあるので注意してください。

木質パネル工法は、事前にパネルを工場で作ってから現場に搬入するので、パネルを搬入できないような場所にあると、家を建てられないのです。

道が狭かったり、変形地のような特殊な形状の土地である場合も、家の建設そのものができないことがあります。

設計だけではなく、施工できる場所についても制限を受けやすいので、住宅購入の際には担当者とよく相談することをオススメします。

木造住宅の魅力と3種の工法

調湿作用のある木造住宅は鉄骨の住宅と比べて、冬や夏などの季節であっても快適に過ごしやすいというのが大きな特徴です。

さらに、鉄骨と比べて木材はコストが安いので、材料費に関して言えば鉄骨系の住宅よりも低コストな家を建てられるでしょう。

他にも、木造住宅は増改築がしやすいという特徴があります。

木造住宅ならば子供の成長に合わせて自由に家をリフォームできるでしょう。ただし、増改築のしやすさについては、同じ木造住宅でも工法によって違いがあるので注意してくださいね。

木造という点では同じでも、工法が違ってくると、その家の特徴も様変わりしてしまうのですね。

木造住宅の工法の種類というと、

  • 在来工法
  • ツーバイフォー工法
  • 木質パネル工法

などがあります。

木質パネル工法はツーバイフォー工法と特徴が似ている反面、在来工法とは正反対の工法となります。

工法で比較をするなら、「木質パネル工法」と「在来工法」とで違いをチェックすると良いでしょう。

木質パネル工法と正反対の「在来工法」とは?

設計や施工場所の制限を受けやすいというのが木質パネル工法のデメリットですが、在来工法であれば、これらの短所を解消することができます。

在来工法とは、日本に伝統的に伝わる昔ながらの工法のこと。柱と梁を組んで建てられるため、「木造軸組構法」とも呼ばれています。

在来工法のメリットというと、

  • 間取りを自由に設計できる
  • リフォームが容易になる
  • 大きめの開口部や窓を設置できる
  • 変形地や狭小地でも建てられる

などがあります。

在来工法の最大の強みは、自由性の高い住宅を建てられることです。依頼主の要望に応えられる家を建てやすいので、カタログに載っていないような「世界で一つだけのオーダーメイドの家」を建てることが可能です。

間取りについても自由にデザインができるので、ライフスタイルに合わせて、最も適切な間取りを選択できるでしょう。

さらに、在来工法は柱と梁を組む工法ということもあってか、壁や天井をぶち抜いて空間を広げることも簡単です。要するリフォームがしやすいということですね。

子供がいる家庭の場合、将来子供が自立した時、子供部屋は不要になるでしょう。そのまま子供部屋を残しても良いですし、リフォームをして子供部屋の壁を無くして間取りを広げるということもできますよね。

自由に設計できるだけではなくリフォームもしやすい、という木質パネルには無いメリットが在来工法にはあります。

さらに、壁を自由にぶち抜くことができるので、大きめの開口部や窓を設置できるという強みもあります。外の景色を一望できるような、開放的な家にすることも在来工法ならば簡単にできるでしょう。

在来工法は木質パネルと違って0から住宅を建てるということもあってか、場所を選ばずに建てられるという利点があります。

狭小地や変形地のような特殊な形状の土地であっても、その土地に合わせて家を建てられるので、木質パネルでは建てられない土地を所有している方には特に在来工法がオススメです。

在来工法は注文住宅と非常に相性の良い住宅です。カタログやモデルハウスを見たものの、なかなか希望するような家が無くて悩んでいるという方ほど、在来工法は相性の良い工法となるでしょう。

在来工法のデメリットとは?

在来工法には以下のデメリットがあります。

  • 品質が安定しない
  • 信頼できる業者を探す必要がある
  • 工期が長い
  • 設計料や仮住居費などでコストがかさむ

まず在来工法は0から住宅を建てる工法ということもあってか、職人の技量によって品質が左右されやすく、住宅の品質が不安定になるという課題を抱えています。

工程がシステム化されている木質パネル工法と違って、品質が安定的ではないので、完成してみるまで良し悪しがわからない部分があります。

そのため良い家を建てるためには、実績が豊富な信頼できる業者を探さないとなりません。

在来工法は自由に設計ができる反面、プランニングに時間がかかりやすく、工事を始めるまでに多くの時間を設計に費やすことになります。

特にこだわりの強い家を建てたいという方ほど、担当者との打ち合わせが長期化しやすく、工期が延びやすいです。

0から住宅を建てることになるため、いざ工事が始まっても、竣工までに10ヶ月から1年以上の時間はかかるでしょう。

工期が長いということはその分だけ人件費が高くなります。同様に、仮の住まいにかかる住居費もかかるでしょう。

以上のように在来工法は、信頼できる業者を探す必要があったり、住宅のプランニングや工事に時間がかかったり、時価がかかる分コストがかさんだりするという難題を抱えています。

できるだけ早く安く家を建てたいのなら、木質パネルの方が相性が良いですね。

木造住宅の注意点

同じ木造住宅でも、「木質パネル工法」と「在来工法」の2つの工法は、性格が正反対です。

どのような家を希望するかで、オススメの工法は違ってきます。

ただし工法が違っても、木質であることに違いはありません。木材で家を建てるということは、白蟻などの害虫関係の被害を受けやすいので注意しましょう。

木造住宅の場合、だいたい5年から10年のペースで家を点検。さらに薬剤を散布するなどして、白蟻の被害を受けないように対策を講じておく必要があります。

家というのは時間の経過とともに劣化していきます。建てた当初はまだ新しく、耐久性も高いです。しかし白蟻などの被害を放置すると耐久性が落ち、資産価値を減らしてしまいます。

そのような事態を防ぐためにも、木造住宅の家を建てる際には今後のメンテナンスはどうするのかという修繕計画もしっかり立てておきましょう

木質パネル工法に関するまとめ

今回は「木質パネル工法の住宅」に関して、そのメリットやデメリット、在来工法との違いなどを解説しました。

事前に工場で木質パネルを生産する木質パネルの住宅は、工期が早く、そして安く安定した品質の家となりやすいです。さらに木材を使用しているので断熱性が高く、一年を通じて快適に過ごしやすいというメリットがあります。

その反面、設計の自由度が低く、リフォームに適さないというデメリットがあります。場所によっては木質パネルだと建てられないという場合もあります。

設計の自由度が高い工法というと、在来工法があります。在来工法ならばどのような場所であっても建てられますし、リフォームも容易です。

設計の自由度で選ぶなら在来工法、工期の速さや安さで選ぶなら木質パネルがオススメになるということです。

同じ木造住宅といっても、工法が違えば家の特徴も異なってくるので、ライフスタイルに合わせて最も良い工法を選択してくださいね。