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他社の設計図の持ち込みは厳禁!図面の作成なら設計事務所がオススメ

どこの建設会社に依頼するかで、住宅購入の価格は異なります。

できるだけ安くて良い条件で家を建てるためにも、各建設会社から見積もりを出してもらうことになるでしょう。

各企業の見積書を見比べることで、最も条件の良い建設会社を見つけることができます。ただし、いくら価格を下げたいからといって、他社の設計図を持ち込むことは止めておきましょう。

今回はなぜ他社の設計図の持ち込みは厳禁なのか。

  • 設計図の持ち込みのポイント
  • 設計事務所のメリット・デメリット

などを解説します。

他社の設計図の持ち込みは厳禁!

注文住宅のコストの中には、設計料という費用があります。設計料は住宅の設計図作成に対するコストで、どこの建設会社に依頼しても確実に発生するものです。

料金は各建設会社によって異なります。

ハウスメーカーであれば3%、工務店であれば5%、設計事務所であれば10%から20%ほどの設計料がかかると言われています。

設計図作成にかかる費用ということは、言い換えれば、既に設計図がある状態で建ててもらうのであれば、設計料はかからないということになります。

ただし、いくら注文住宅のコストを下げたいからといって、他社で無料で作ってもらった設計図を持ち込み、その通りに建ててもらうということは止めておきましょう。

これはモラルの問題でもあるのですが、同時に著作権の問題でもあります。

もしも他社が作成した設計図そのままに住宅を建設すると、著作物の複製権侵害に問われることになるので、他社の設計図を持ち込んでも建設会社がその設計図通りに住宅を建ててくれることはまずないでしょう。

見積もりで出してもらえる図面は設計図ではない

他社の設計図を持ち込み、その設計図通りに住宅を建てることは確かに著作物の複製権侵害に該当するので、やってはいけないことです。では見せることもできないのかというと、そのようなことはありません。

ただでさえ住宅というのは高価な代物です。相見積もりをせずに建設会社を決めるわけにはいきません。(相見積もりとは、複数の会社に見積もりを出してもらい比較する手法のこと。

住宅購入を失敗で終らせないためにも、見積もりを出してもらうのと同時に、しっかりと図面もチェックするべきでしょう。

要は寸分の狂いもなく設計図そのままで住宅を建設してはいけないのであって、他社の図面を参考に新しく設計図を描く分には問題にはなりません。

例えば、このような家を建てたいと雑誌の切り抜きを見せて、イメージを膨らませ、理想の家を設計するというのであれば大丈夫です。

そもそも、見積もりで出してもらえる図面というのはあくまで依頼主にわかりやすくイメージを伝えるための図面であり、設計図ではありません

見積もりの段階でもらえる図面には、どこに柱や梁、壁を設置するのかといった家を建てる上で必要な情報は基本的に記述されていません。

このような住宅の建設で必要な情報が記述されている設計書は工事をする業者に見せるものであり、依頼主に見せるということはまずないです。

そのため他社の設計図を別会社に持ち込み、その図面通りに家を建てて欲しいとお願いしたところで、図面にはどうやって建てれば良いのかなどの肝心な情報は書かれていないわけです。

見積もりの段階でもらえる図面はあくまで図面であり、設計図ではありません。本物の設計図は請負契約を締結してから描くことになるでしょうから、無料でもらった図面を他社に見せる分には特に問題視はされないでしょう。

特に大手のハウスメーカーの場合、住宅を建てるにあたってその企業独自の技術を使用していることがあります。要するにそのハウスメーカーでないと実現できない家ということです。

オリジナルの技術や材料、工法で家を建てているハウスメーカーの場合、設計図だけあっても他社と同じ家を再現することはできません。

ハウスメーカーの図面だけ持ち込んで、工務店でもっと安く建ててもらおうと思ったところで、独自技術を有するハウスメーカーの家を工務店が建てることはまずできないでしょう。

設計図の無断での使用は著作権に問われるのですが、それを抜きにしても他社の設計図を別会社に持ち込んで、その通りに家を建てるということはなかなかできることではないのです。

図面を住宅建設会社に見せるメリット

設計図の持ち込みは原則できませんが、図面であれば他社に見せても特に問題はないです。

図面を他社に見せるメリットというと、「一括見積もりができる」ところでしょう。

各建設会社に図面を見せて見積もりを出してもらうことで、同じ条件で家を建てる場合、どこがもっとも安いのかを比較することができます。

図面はあくまで図面であり、正式な設計図ではないので、見せるだけなら問題はありません。それどころか、しっかりと図面を見せることで、正確な見積もりを出してもらえますし、交渉の材料にすることができるでしょう。

例えば特定の図面に対してA社の見積もりが3,000万円、B社の見積もりが3,100万円であれば、たった100万円の差ですが、どちらが安いのかを知ることができます。場合によってはそのことをB社に伝えてもっと安くできないか、交渉することも可能です。

一括見積もりをする時に図面はとても役に立ちます。これから注文住宅を購入する予定があるという方は、まずはどのような間取りの家を建てたいのか、図面だけでも作成しておくと良いでしょう。

自作の設計図を持ち込むなら設計事務所がオススメ

他社の設計図の持ち込みは、著作権の問題もあるので基本は厳禁なのですが、自作の設計図を持ち込む分であれば自由です。

なにしろその設計図の著作権は自分にあるわけですから、どこに持ち込もうと本人の自由でしょう。ただし、自作の設計図を作るといっても、持ち込みが可能な会社とそうでない会社があります。

自分で作った設計図の持ち込みがしたいならば、「設計事務所」がオススメです。

設計に力を入れている設計事務所であれば、自作した設計図の問題点を改善し、さらに要望に適った設計図にしてくれるでしょう。

反対に、ハウスメーカーでは自作の設計図の持ち込みは原則としてできないでしょうからオススメはしません。

あくまで参考資料として持ち込む分には良いのですが、ハウスメーカーの場合、ユニット工法やプレハブ工法など、住宅の規格化が進んでいるので、自作した設計図通りに家を建てられることはまずありません。

もちろん、自作した設計図を参考に間取りを描き、各ハウスメーカーのやり方で建てられるような設計図を新たに描くというのであれば可能でしょう。ただ、そうなるとハウスメーカーの個性が反映されやすく、依頼主の要望が反映されない恐れがあります。

その点、設計事務所であれば、依頼主のニーズにしっかりと対応してもらえるので、自作の設計図を持ち込むのであれば設計事務所が最もオススメですよ。

設計事務所に依頼する4つのメリット

そもそも設計事務所の仕事は設計図を描くことであり、建てることではありません。

中には施工まで請け負ってくれる設計事務所もありますが、大部分の設計事務所は設計だけであり、工事は工務店に依頼をします。

要するに、設計事務所で作成した設計図を手掛かりに、別の工務店で建てるということです。

そんな設計事務所に注文住宅を依頼するメリットというと、

  • 一人ひとりの要望や希望を反映させる提案力がある
  • 難しい土地でも建てられる設計図を作成できる
  • プロによる工事の監理ができる
  • 予算を調整する豊富なアイディアがある

などが挙げられます。

利点1.一人ひとりの要望や希望を反映させる提案力がある

設計事務所の大きな利点は、各依頼主の要望に合わせて最適な設計図を描くなど、「提案力の高さ」にあります。

設計事務所を名乗るぐらいですから、設計に関しては工務店やハウスメーカー以上の力を発揮してくれることでしょう。

設計事務所では、設計図を描くにあたってまず依頼主の要望を詳しく聞き取ります。この時に自作の設計図があれば、すべて見せると良いですね。

自作の設計図がなくても、カタログに載っている希望に近い住宅の写真を見せても構いません。

重要なのは、こちらのニーズを明確に設計事務所に伝えること。

細かく要望やこだわりを伝えることで、理想に適った設計図を描いてくれるでしょう。

利点2.難しい土地でも建てられる設計図を作成できる

設計事務所の高い提案力は、変形地狭小地など特殊な形状の土地でも真価を発揮するというメリットがあります。

ハウスメーカーといっても、どんな土地でも家を建てられるということはありません。狭小地や変形地など、特殊な土地に関しては家を建てられないこともあります。

特に、ユニット工法などの工法を採用しているハウスメーカーの場合、ユニットを現場に搬入できないような場所では家を建てられないでしょう。

その点、設計事務所であれば、ハウスメーカーでは建てられないような土地でも家を建てられるように設計図を描いてくれます。そればかりか、特殊な土地でも家を建てられるような工務店を探してくれるので、安心して仕事を任せられます。

工務店を選定し、いざ工事が始まった時、その様子を監理してもらえるというのも設計事務所ならではのメリットです。

利点3.プロによる工事の監理ができる

設計事務所では、設計図通りに工事が行われているのか、工事の様子を監理することも仕事のうちに含まれます。

プロが監理をすることで、工事のミスや不具合などを未然に防ぐことができますし、なにより設計図とは異なる家が建つという失敗を無くすことができるでしょう。ひいては理想の家に住むことが可能です。

利点4.予算を調整する豊富なアイディアがある

設計図の作成に強い設計事務所ですが、依頼をするとなると他よりも高い設計料が発生します。しかし、設計事務所は予算を調整するための様々なアイディアを持っています。

快適な住環境を維持しつつ、同時に削減できるコストは徹底的に削減することで、住宅の工事にかかる費用を減らすことができるでしょう。

住宅のコスト削減の知識というのは、素人ではなかなか気付けないことですが、設計事務所に任せれば、依頼主の要望を反映させた住宅の図面を描きつつ、同時に予算におさまるように調整してくれるでしょう。

設計事務所に依頼する3つのデメリット

依頼主の要望を最大限叶えてくれるというメリットがある設計事務所ですが、デメリットもあるので注意してくださいね。

例えば、

  • 設計料が比較的高い
  • 打ち合わせが長い
  • 住宅ローンなどの手続きの代行ができない

などが、設計事務所の欠点と言えます。

欠点1.設計料が比較的高い

前項でも触れましたが、設計事務所の設計料は比較的高いです。予算を調整することもできるので一概にデメリットとは言い切れませんが、そもそもの金額があまりにも高いと妥協する面が出てきてしまう可能性があります。

予算を重視するか、設計を重視するか、あらかじめ優先順位を決めておく必要がありますね。

欠点2.打ち合わせが長い

もうひとつ理解しておくべき欠点は、設計事務所に依頼をすると打ち合わせが長くなってしまうことです。

設計事務所では、ほとんど白紙の状態から設計図を描くことになります。たとえ自作の設計図があったとしても、素人が描いた設計図だとそのままでは使えず、設計事務所が改良を加えることになります。

「間取りはどうするのか」「材料に何を使うのか」「そもそもどんな家を建てたいのか」など、打ち合わせで話すべき事が多く、時間がかかってしまいます。

打ち合わせをするにしても、依頼主も仕事があって忙しいでしょうから、毎日打ち合わせをするというわけにはいきません。

余計なことに時間を取られないように、計画的に打ち合わせを行いましょう。

欠点3.住宅ローンなどの手続きの代行ができない

設計事務所は設計がメインの仕事ということもあってか、それ以外の部分には基本的にノータッチです。

そのため、ハウスメーカーのように総合的なサービスは受けられず、住宅ローンの手続きなどはすべて自分で調べ、行わないとなりません。

いつどのタイミングで融資を受けるべきなのか、自ら住宅ローンについて調べていかないと、後々になって必要な融資を受けられないなどのトラブルに遭遇する恐れがあるので注意しましょう。

設計図を自作して持ち込めば設計料はかからない?

ハウスメーカーなどに注文住宅を依頼すると、設計料のコストが発生します。では設計図を自分で作成してしまえば、この設計料をカットできるのでしょうか?

確かに自作した本人が設計事務所に勤めているなど、本人がプロであれば設計料をカットすることはできるでしょう。

しかし、設計図の作成は初めてという素人の場合、そのままでは使用できないことがほとんどです。

例えば、家を建てる際には建築基準法などの法律や、用途地域の建物に関するルールなどを守らないとなりません。

どうしてもプロの目線での設計図が必要になるでしょうから、設計図を自作したところでプロでもない限り、設計料を節約することは出来ないでしょう。

ただし、設計図を自作することで、どのような家を建てたいのかというイメージを形にすることができます。

注文住宅を建てる際には、建てたい家のイメージが必要になってきます。イメージが不明瞭な段階では、なかなか理想の家の図面が出来ず、プランニングに時間がかかることでしょう。

事前に設計図を自作しておけば、多少修正することにはなるのでしょうが、このような家が欲しいという「イメージをしっかりと建設会社に伝える」ことができます。

建設会社とイメージを共有化できれば、こちらの思惑通りの設計図をプロが作成してくれるでしょう。あとはそのプロが清書した設計図通りに住宅を建てれば、依頼主の希望に適った家に入居することができます。

素人でも設計図を描けるソフト

住宅の設計図というと、素人ではとても描けないような、難しい図面をイメージすることでしょう。

確かにそれは間違っていないのですが、世の中には素人でも設計図が描けるパソコン用のソフトがあります。簡単な間取りの図面であれば、無料で作成できるソフトもあるほどです。

例えば、以下のソフトを使用すれば、専門外の素人であっても住宅の設計図を描くことができます。

  • 「せっけい倶楽部」
  • 「イエスマイハウス」
  • 「間取りPlanner Plus」

まだ住宅のイメージが固まっていない方は、これらのソフトを使って設計図を自作してみましょう。設計図を自作することで、住宅のイメージを明確にすることができますよ。

設計図の持ち込みのまとめ

今回は「設計図の持ち込み」について、なぜ他社の設計図の持ち込みは厳禁なのか、設計事務所がオススメな理由などを解説しました。

いくら設計料を安くしたいからといって、他社の設計図を別会社に持ち込むことは原則できません。著作権がある以上、その設計図の権利は描いた会社に帰属しているからです。

ただし、図面を見せて相見積もりをする分には問題はありません。さらに、自作した設計図であれば、どこに見せても問題はないでしょう。

自作した設計図の持ち込みであれば、依頼主の要望を適切に叶えてくれる設計事務所がオススメです。設計事務所であれば、持ち込んだ設計図を清書し、より要望に適った設計図を描いてくれるでしょう。

設計事務所にはメリットもあればデメリットもあります。ただ、既に設計図を自作し、このような家を建てたいという希望があるなら、依頼主のニーズに応えてくれる設計事務所はどこよりもオススメですよ。