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ローコスト住宅の魅力とは?デメリットや3つの注意点を解説

賃貸と持ち家。

どちらの方が将来的に安泰なのかで言えば、やはり持ち家でしょう。

若いうちは働けるので賃貸でも構いませんが、いざ仕事を退職する時、持ち家がないと将来が不安になります。特に結婚し、子供がいる家庭ならば家族が住むためのマイホームが欲しいところですよね。

ただし、家というのは欲しいからといってすぐに買えるものではありません。

ただでさえ価格が高く、頭金が少なければ住宅ローン返済の負担も大きくなるものです。安く買えるのであれば、それに越したことはありませんよね。

ローコスト住宅とは、そんな安さを重視した家となります。

今回は「ローコスト住宅」について、

  • 魅力やメリット
  • デメリットや注意点
  • ハウスメーカーの比較ポイント

などを解説します。

安く家を買えるローコスト住宅の購入を検討している方は、メリットだけでなく、どのようなデメリットがあるのかにも配慮しましょう。

ローコスト住宅とは?

ローコスト住宅とは、その名前の通り、一般的な住宅よりも安い価格で販売されている住宅のことです。

ハウスメーカー(注文住宅)の坪単価の相場が60万円から100万円であるのに対し、ローコスト住宅の坪単価の相場は30万円から50万円と、一般的な戸建ての相場の半分以下の価格となります。

もしも住宅の価格が従来の半額で買えるとしたら、確かにお得ですよね。

ローコスト住宅の特徴は、このように一般的な相場よりも坪単価が安く設定されていることです。ハウスメーカーの注文住宅を依頼をするよりも総費用が安くなるため、お金をかけずに家を建てたい方と非常に相性が良いです。

ただし、ローコスト住宅はあくまで坪単価の費用が安いだけであり、オプションも安いというわけではありません。

坪単価のコストが安い一方で、他の設備やオプションにかかるコストが高いと、相対的に高く付くことがあるので注意してください。

ローコスト住宅を購入する際には住宅の工事費とは別に、オプションとして何が必要なのか、そのオプションにかかるコストはどのくらいなのか、などの工事費以外のコストに目を配った方が良いでしょう。

工事費とオプションの費用すべて合算した費用が、一般的なハウスメーカーの相場よりも安ければ、本当の意味でローコストな住宅となります。

ローコスト住宅の魅力とは?

ローコスト住宅の最大の魅力は「安さ」です。

住宅という、本来であれば高額のコストがかかるはずの家をローコスト住宅なら安く購入することができます。

資材や設備を大量購入したり、無駄な工程はすべて省くなど、徹底したコストカットを行うことで、ローコスト住宅は一般的な住宅よりも安くすることに成功しています。

さらに、ネットが発達している今の時代、全国に支店や店舗を持たずとも営業することができます。全国に店舗を持つ大手のハウスメーカーと違い、ローコスト住宅の販売はネット営業を主体とすることで、営業にかかる人件費などのコストを削減しているという事情もあるのですね。

コストを下げるために、あらゆる努力をしている分、大手ハウスメーカーの注文住宅よりもローコスト住宅の方がコストが安くなるのです。

コストが安ければ、それに比例して住宅ローンで受けるべき融資の金額も安く済ますことができます。つまり、返済の負担を軽減させやすいということ。

住宅ローンの融資額が安く済むのであれば、たとえ低所得な世帯であっても必要な融資を受けやすく、持ち家を購入することができます。

ローコスト住宅というと、安い物件ともなると1,000万円台で買える家もあるため、年収300万円の世帯であっても十分に購入できる範囲となるでしょう。

例えば、年収300万円の世帯が35年ローンでローコスト住宅を購入した場合、だいたい借入可能額は2,500万円ほどとなります。

これ以上借入額を高くすると、返済の負担が大きくなります。

世帯年収300万円の家庭が35年ローンで余裕をもって返済できる借入可能額というと、やはり2,500万円までが上限となるでしょう。

住宅ローンの借入可能額が2,500万円だと、一般的なハウスメーカーの住宅だと購入は難しいです。しかしローコスト住宅であれば、土地付きの戸建てを買える金額となるのです。

年収300万円の世帯でも購入できる!それこそがローコスト住宅の魅力です。

安さ以外のメリットとは?

ローコスト住宅の最大のメリットは安さです。その安さを生かしたもう1つのメリットとして、第二の家が建てられるところにあります。安くて1,000万円台で家が買えてしまうので、セカンドハウス別荘として使うことが可能です。

例えば週末だけんびり過ごすためのセカンドハウスが欲しいという方からすれば、一家が住むような家は不要です。

最低限の設備と、週末を落ち着いて過ごすための空間だけあれば良く、それら以外の機能や設備は不要になるので、どこまでも安く家を建てられます。

自宅とは別にもう一つ拠点が欲しいという方にとって、安く家を買えるローコスト住宅は非常に相性の良い物件なのでオススメです。

ローコスト住宅のデメリットとは?

ローコスト住宅には安いというメリットがある反面、「機能性や快適性が落ちる」というデメリットを抱えているので注意が必要です。

ローコスト住宅の場合、コスト削減のために安い資材などを多用することになります。この資材の中には、断熱性が低く住宅を劣化させやすいものもあります。

例えば、グラスウールと呼ばれる断熱材を使用する場合、湿気対策ができていないと結露が発生し、グラスウールが湿ってしまいます。そうなると断熱性能が落ちるばかりか、木材を濡らすことで建物の劣化を招くことになります。

また、グラスウールを対象とした研究論文では、下記のように記されています。

長期経過後のグラスウールの実態調査を行い、適切に施工された住宅では、壁の中のグラスウールはほとんどが施行当時と変わらない状態を保っており、熱性能も施行当時の規格値を満足していることを確認している。しかしながら、ガラス繊維の固定に用いられている樹脂バインダーが水分によって劣化することがあるとの指摘も一方でなされており、[…]
築30年経過した住宅のグラスウールを充填した外壁で断熱性能の低下が見られた事例が報告されている。

出典:グラスウールを対象とした熱、水分因子による長期性状変化に関する研究 – 日本建築学会環境系論文 第79巻 第703号

実はグラスウールは安価な断熱材のため、ローコスト住宅では使用されやすい資材のひとつです。グラスウールを使用するなら、結露が発生しないように住宅の気密性を上げるなどの対策が求められます。

ローコスト住宅ではコストを削減するための様々な工夫を凝らしています。その結果として、安めの資材を使用したり、快適性よりもコストを優先した仕様になりやすく、断熱性や気密性、換気などの面で一般的な住宅よりも劣りやすいです。

要するに、いざ住んでみると結露が生じやすかったり、外気温に左右されて、冬は寒く夏は暑くなったりと、快適性が損なわれやすいということですね。

もっとも建築基準法があるため、ローコスト住宅でも地震に耐えられるだけの性能はあります。ただ、その他の性能快適さの面ではあまり期待しない方が良いでしょう。

特に断熱性や気密性、換気などの性能が低い住宅ともなると、冷暖房のコストが上がりやすく、年間の光熱費が高くなりやすいというデメリットがあります。

ローコスト住宅を購入する際には、

  • 「湿気対策はできているのか」
  • 「光熱費はどれくらいかかるのか」

など、入居後の生活をイメージしてプランニングをしましょう。

ローコスト住宅が値上がりする可能性とは?

ローコスト住宅のメリットは安さですが、場合によっては途中で値上がりする可能性があります。

例えば、住宅のプランニングをする際に、間取りを変更してより住みやすい家にするとなると、その分だけコストも増大します。

オプションでトイレを1階だけでなく2階にも設置したり、キッチンや浴槽をより高価な設備に変更するなど、条件を良くすればするほど価格は上がりやすいです。

いくら希望や要望があるからといって、なんでもかんでも取り入れると、たとえローコスト住宅でも価格が上がり、一般の住宅と遜色のない価格になってしまいます。

もちろん、希望を取り入れるなと言っているわけではありません。こだわるべき部分についてはこだわって良いでしょう。

ただし特にこだわりのない箇所については費用を抑えるなど、お金をかける場所とそうでない場所をしっかりと区別することが重要なのです。

お金をかけるべき個所とそうでない箇所を区別することで、予算におさまるように調整しつつ、希望が反映された家をプランニングできるでしょう。

ローコスト住宅を取扱うハウスメーカーの比較ポイントとは?

ローコスト住宅を購入する場合、専門に扱っているハウスメーカーに依頼することになるでしょう。

ハウスメーカーといっても必ずしも一般的な戸建てを扱っている会社ばかりではありません。中にはローコスト住宅を取り扱っているハウスメーカーもあります。

ローコスト住宅を建てられるハウスメーカーというと、

  • タマホーム
  • アイフルホーム
  • レオハウス
  • ユニバーサルホーム

などが挙げられます。

ハウスメーカーというと安い反面、性能は悪いというデメリットが付きものですが、ハウスメーカーによってはデメリットが非常に少ない、快適性に優れたローコスト住宅もあります。

特に「タマホーム」はローコストの大手ということもあってか、安いだけでなく、断熱性気密性換気に優れた家を建ててくれます。

他にも「ユニバーサルホーム」はローコスト住宅の中では価格が高めということもあってか、性能面が他のローコスト住宅よりも優れています。

地熱床システムというユニバーサルホーム独自の設備を使用すれば冷暖房にかかる電気代が節約できるので、ランニングコストをカットしやすいという利点があるほどです。

ローコスト住宅といっても、必ずしもすべてのハウスメーカーが性能面で劣るというわけではないということですね。

ハウスメーカーを選ぶ際には、坪単価以外の部分を見比べることも大切なポイントです。

  • 断熱材の種類
  • 性能や快適さ
  • 年間における着工数

さらに、その会社独自のサービスや技術はあるのかまで調べておくと、他のハウスメーカーとの差別化がしやすいです。

もちろん価格も重要です。ローコスト住宅といっても、一つひとつの会社によって価格に違いがあります。

予算の範囲内で可能な限り快適な家を建てるために、まずは予算内で建設してくれるハウスメーカーを探さないといけません。

そのため、ハウスメーカーを選ぶ際にはそれぞれのハウスメーカーより見積もりを出してもらい、比較しておきましょう。

細かいところまでしっかりと調べ、比較をすることが、節約しながら希望の家を建てるコツとなります。

ローコスト住宅で失敗しないための3つの注意点

ローコスト住宅の購入で後悔しないためには、適切なハウスメーカーを選ぶことが重要です。

同じローコスト住宅のハウスメーカーでも、それぞれに得意分野がありますので、必ずどのような家を作ることを得意としているのか、各ハウスメーカーの強みや弱みをチェックしておきましょう。

1.目的に合わせたハウスメーカーを選ぶ

いくら価格が安くても、快適性が低いハウスメーカーだと、家族が住むには適切ではありません。

しかし、週末だけを過ごすなど、セカンドハウスを必要としている方であれば、性能面は低くても問題はないでしょう。

反対に、一家で日常生活することを前提にしているのであれば、ローコスト住宅の中でも、価格設定が高いハウスメーカーを選ぶことをおすすめします。

高価格なハウスメーカーの場合、値段が高いだけあって、快適性に優れたローコスト住宅を建ててくれる傾向があるからです。

ハウスメーカーといってもそれぞれに個性があります。ローコスト住宅を購入する際には、最も希望に合致したハウスメーカーを選択しましょう。

2.間取りを変更するなら注文住宅にするべき

ローコスト住宅の価格が安い主な根拠の一つとして、資材などを大量購入することでコストを削減しているという要因があります。

ハウスメーカーの中には、間取りを規格化することで、余分なコストをさらに抑えている会社もあるほどです。

規格化のメリットはコストを下げられることです。他方で、間取りなどが既に決まっているので、自由に間取りを変更できないというデメリットがあります。

いくら価格が安いからといって、希望に合わない家を買うわけにはいきませんよね。

可能な限り家族のライフスタイルに合った家を建てたいと思うなら、注文住宅を購入できるハウスメーカーを選びましょう。

ローコスト住宅のハウスメーカーの中には注文住宅を請け負っている会社もあります。注文住宅ができるハウスメーカーならば、コストを下げつつ、ライフスタイルに合った家をプランニングできるでしょう。

3.一般のハウスメーカーも比較対象に

ローコスト住宅を購入する際には、ローコスト住宅専門のハウスメーカーだけでなく、一般の住宅を取り扱っているハウスメーカーもチェックしておきましょう。

というのも、一般のハウスメーカーの中には、ローコストほどではありませんが、近い価格の住宅を取り扱っているハウスメーカーもあるからです。

例えば、一条工務店はどのシリーズの家を建てるかで坪単価が変わってくるのですが、その中で「セゾンシリーズ」の家であれば、坪単価が50万円台となります。

坪単価50万円というと、ローコスト住宅の相場から見ると高い水準ですが、一般のハウスメーカーの相場から見ると非常に安い水準となります。

他にも、住友不動産「邸宅型住宅シリーズ」の場合、坪単価が40万円台から60万円台となるので、物件次第ではローコスト住宅並みの安さで家を購入できます。

一般のハウスメーカーだからといって、必ずしもすべての商品が高価格というわけではありません。商品によってはローコスト住宅と同等か、もしくは少し高い程度の家もあります。

ローコスト住宅のメリットは安さですが、安さが同じであれば一般のハウスメーカーでも問題ないということでもあります。

安く家を買いたい場合は、ローコスト住宅に限らず、一般のハウスメーカーもチェックしておきましょう。

ローコスト住宅に関するまとめ

今回は『ローコスト住宅のメリットやデメリット』などを解説しました。

ローコスト住宅のメリットは、一般のハウスメーカーよりも坪単価が安いことです。

大量生産人件費の抑制などを実践することで、ローコスト住宅のハウスメーカーは住宅の低価格化に成功しています。

安く家が欲しいという方や、セカンドハウスを求めている方にとって、低価格なローコスト住宅は非常に相性の良い家となるでしょう。

ただし、ローコスト住宅には、価格が安い分、性能や快適性が劣るというデメリットがあります。

そのため、ローコスト住宅を選ぶ際には断熱性や気密性、換気など、快適性に問題はないのかまで調べておきましょう。

もっとも、すべてのローコスト住宅が一般の住宅よりも快適性や機能性で劣っているわけではありません。ハウスメーカーによっては、快適性も優れている会社もあります。

単純に安い家が欲しいだけならば、ローコスト住宅以外のハウスメーカーも比較対象に入れてみましょう。一般のハウスメーカーの中には、ローコスト住宅並みに安い家を提供する会社もあります。

ローコスト住宅といっても、ハウスメーカーによって違いがあります。住宅を購入する際には、複数あるハウスメーカーの中から、もっとも相性の良い会社を選びましょう。

良いハウスメーカーを選べば、低コストな上に、快適性や機能性にも優れた家を建てられますね。