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住宅購入の予算の目安とは?資金計画の立て方を解説

「家を買いたいけど…」

いくら住宅ローンが組めるといっても、住宅というのは購入を決めたその日に買えるものではありません。

どんなに安い物件でも何千万円ものコストがかかるのが住宅購入。家を建てるには、それ相応の予算が必要不可欠なのです。

予算といっても無闇に組めるものではないですよね。現在の貯金や年収などを見て、適切な予算を組まないと、後々になって住宅ローンの返済が負担になり、後悔しやすいです。

住宅ローンを組んだ後に返済がキツくならないように、住宅購入の予算は計画的に決めましょう。

今回は『住宅購入の予算の目安』はどのくらいなのか、失敗しないように資金計画を立てるポイントを解説します。

住宅購入の予算とは?

住宅購入の予算というと、一般的には経済的に無理のない範囲で買える家の価格のことを指します。

あくまで現実的に組める予算ということですね。たとえ予算を組めたとしても、後々になって住宅ローンの返済が滞るような、無茶な予算になってはいけません。

予算を組む際には、本当にこの予算でも大丈夫なのか、確認する必要があります。

住宅購入の予算を計算する際には、まず現時点における頭金の額住宅ローンの借入額を決めます。そして、頭金と借入額を合算してはじめて住宅購入の予算を算出することになります。

予算を算出することで、一体いくらの家が購入できるのか、購入可能な額の上限を決めることができます。

ただし、予算を組む際には住宅購入費用と、入居や生活のための生活費用を切り離しておかないと後々になって資金不足に悩まされやすいので注意してください。

例えば予算をすべて住宅の購入に充ててしまうと、頭金が無くなってしまい、貯金を崩さないと引越しや家電家具の購入ができなくなります。

住宅購入後の生活に必要な資金を残すためにも、予算のうち建物の購入に充てる費用は8割から9割程度までに抑えておくと良いでしょう。

住宅購入以外のコストというと、

  • 引っ越し費用
  • 家具や家電の費用
  • 病気やケガに備えた費用
  • 子どもの教育費
  • 自動車の購入費

などが挙げられるでしょう。

特に郊外で車がないと生活できない地域で暮らす場合は、自動車は必須です。

予算といっても、住宅購入のための予算とそれ以外の予算は分けないといけないということですね。家を買う際には予算ギリギリにならないように、計画的に資金を管理しましょう。

1.予算の目安は住宅ローンの借入額に依存する

これから家を購入するにあたり、頭金を貯めるのは良いとして、住宅ローンはいくらぐらいが適切なのでしょうか?

住宅購入の予算の大部分は住宅ローンで賄うことになります。そのため予算がいくらになるかは、住宅ローンの借入額に依存するところがあります。

その住宅ローンも、年収によって借入可能額が違ってきます。要するに、組める予算の目安は、その世帯の年収によって異なってくるということですね。

ただし、いくら予算が欲しいからといって、借入可能額ギリギリで予算を組むことはオススメしません。

借入可能額というのは、銀行が融資できる上限の額であり、返済できる金額というわけではないからです。

借入額を決める際には、現在の年収を鑑み、余裕をもって返済できる金額を設定しましょう。

では、無理なく返済できる住宅ローンの目安というと、だいたい返済比率20%~25%までとされています。

返済比率とは、年収と年間の返済額の比率のことで、要するに年間の返済額が年収の20%から25%ならば無理なく返せるということですね。

仮に年収が500万円とし、返済比率20%を上限とするなら、年間の返済額が100万円から125万円におさまるように住宅ローンを組むと良いでしょう。

年間の返済額が125万円の場合、30年ローンを組むとすると、合計3,750万円となります。この金額には金利なども含まれるでしょうから、実際の借入額は3,000万円より少し多めぐらいでしょう。

このように「返済比率」を基準に計算することで、年収に対して返済可能な借入可能額を算出することができます。

同じような方法で、返済比率を25%と設定し、住宅ローンの期間を30年とする場合の借入可能額は以下の通りです。

    住宅購入の予算の目安がわからないという人は、まずは住宅ローンの借入可能額を算出してみましょう。

    2.現在の家賃を目安に具体的な借入可能額を求める

    返済比率を基準にすることで、おおよそですが返済可能な住宅ローンの借入額を算出することができます。

    ただし、同じ年収でも夫婦だけの世帯と、子供が多い世帯では支出がまったく違います。家族構成によっては返済比率25%でも負担が大きいことがあるので注意してください。

    より具体的に返済可能な住宅ローンの金額を計算したい場合は、現在の「家賃」を基準にすると良いでしょう。

    例えば家賃が10万円とした場合、年間で120万円。30年だと3,600万円払い続けることになります。

    家賃を今後30年間払える世帯であれば、最終的な支払額が3,600万円になるように住宅ローンを組んでも差し支えはないでしょう。

    もしも現在の家賃がキツく、月々の支払いを2万円ほど下げたいという場合は、月々の支払額を10万円から8万円へと安く設定して計算してみましょう。

    すると、年間で96万円、30年で2,880万円となります。

    つまり、最終的な支払額が2,880万円におさまるように住宅ローンを組めば、家賃を2万円下げる程度の金額で住宅ローンを組めますね。

    その反対で家賃はあと2万円あげても大丈夫というのであれば、月々の支払いを12万円に設定して計算しましょう。

    家賃が12万円だと年間で144万円、30年で4,320万円となります。

    つまり、最終的な支払額が4,320万円におさまるように住宅ローンを組めば、家賃12万円の家庭でも負担なく住宅を購入できるということですね。

    このように現在の家賃を基準にすることで、それぞれの世帯にとって負担のない住宅ローンの目安を算出できます。

    無理なく返済をするためにも、住宅購入の予算を決める際には、現在の家賃から見て問題のない住宅ローンなのかを事前に確認しておきましょう。

    現在の家賃が重いと思うなら返済比率を下げ、まだ余裕があるなら返済比率を上げることで、世帯年収に見合った住宅ローンを組めますよ。

    頭金の決め方とは?

    住宅の購入にあたり、頭金は無いよりも有った方が良いです。だからといって、頭金の目標額を過剰に高く設定すると、なかなか予算が組めず、家を購入できなくなってしまいます。

    頭金を決める際には、まず住宅ローンの借入額を先に算出し、その金額を基に頭金を設定すると簡単に決められますよ。

    もちろん、中には頭金ゼロで住宅を購入したという人もいることでしょう。ただし、頭金ゼロで購入するとなると、購入できる住宅の価格が落ちてしまい、望むような家を購入できないリスクがあります。

    なにより頭金がないと返済が追い付かず、差し押さえのリスクを上げることになるので気を付けてください。

    既に、このような家が欲しいという理想像があるなら、頭金はしっかりと貯めておきましょう。

    家を購入するにあたり必要となる頭金の目安は、予算のうちの1割から2割程度となります。

    残り8割から9割住宅ローンで賄うとすると、住宅ローンの借入額を基準に頭金を算出することができます。

    仮に予算の2割を頭金で賄うとして、住宅ローンの借入額を3,000万円とした場合、この3,000万円が予算全体の8割に該当することになります。

    3,000万円が8割なので、逆算をすると予算は3,750万円となります。2割を頭金で補填するとなると最低でも頭金として750万円貯める必要があるということがわかりますね。

    このように、住宅ローンの借入額を参考にすることで、頭金の目安を算出することも可能です。

    頭金の注意点

    確かに頭金があれば、予算を多めに組むことができます。ただし、いくら頭金があるからといって、住宅購入に頭金をすべて充てることは控えましょう。

    住宅購入に頭金をすべて使ってしまうと、資金が残らず、引っ越しの予算などが足りなくなってしまいます。

    住宅を購入した後も生活しなければなりません。トラブルなく住宅での暮らしをスタートさせるためにも、頭金はある程度は残しておくのが賢明です。

    理想としては、住宅ローンの資金だけで建物を購入し、頭金で引っ越し代など建物以外のコストを補填すると良いでしょう。

    住宅購入の価格の目安とは?

    住宅ローンの借入額と頭金の目安が決まったら、あとはそれらを合算することで、予算の上限を設定することができます。

    この予算を基準に住宅を購入することになるのですが、予算を全て住宅購入に充てることはできません。

    住宅の購入には、色々な費用がかかります。購入時には住宅だけでなく、税金なども払わないとなりません。

    なにより、住宅ローンを組む以上、入居後より返済をする必要があります。この返済のためのお金も残しておくべきでしょう。

    住宅の購入には、「購入時にかかるお金」「購入後にかかるお金」の2種類があります。

    住宅購入の価格は、予算から購入後にかかる費用を差し引いて残った金額が目安となります。

    仮に予算が3,000万円として、購入後にかかる費用が500万円とした場合、残る金額は2,500万円となります。つまり、住宅の価格の目安は2,500万円ということですね。

    【 3,000万円-500万円=2,500万円

    住宅の価格の中には、物件そのものの費用とは別に、住宅購入にあたって必要な手数料なども含まれます。

    この手数料ですが、マンションと戸建てによって多少の違いがあります。

    • マンションの場合、物件の価格に対して5%
    • 戸建ての場合、物件の価格に対して10%

    以上が目安となります。

    住宅を購入するとなると、その物件の価格に対して1割ほどは手数料などで引かれるということですね。

    物件の価格が2,500万円ならば、そのうちの10%というと250万円です。つまり、2,500万円の戸建てを買う場合、住宅購入時にかかる実際の費用は、約10%増えることで2,750万円になるということですね。

    このように住宅の購入時の価格は、建物の価格よりも高くなりがちです。物件を選ぶ際には、購入可能な物件のコストに対して1割ほど安く見積もっておく方が良いでしょう。

    土地付き戸建てを購入する場合の注意点

    戸建てを購入するとなると、土地も一緒に購入しなければなりません。

    そのため、これから家を買うという時、戸建てならば「土地代」「工事代」も込みで予算を組みましょう。

    予算に土地代や工事代を含んでおかないと、予算が足りず、住宅を買えなくなってしまいます。

    特に土地は求めておらず、持ち家が欲しいだけというのであれば、分譲マンションを買うという選択肢もありますよ。

    返済プランの決め方のポイントは「金利」と「返済期間」

    住宅購入の予算は潤沢であればそれに越したことはありません。ただし、そのうちのほとんどが住宅ローンだと、購入後に返済に追われることになります。

    そのため、予算計画を立てる際には、どのように住宅ローンを返済するのか将来のことまで考えないとなりません。

    返済で失敗をしないためには、「金利の低いローンを選ぶこと」「返済期間が短くなるように工夫すること」の2つが重要です。

    まず住宅ローンを選ぶ際には、金利の低い金融機関を選びましょう。

    金利が引ければ、その分だけ利息を減らすことができるので、返済の負担を軽くできます。たった0.1%の違いであっても妥協せず、少しでも金利が安くなるように金融機関を選んでください。

    ただし、住宅ローンの中には後々になって金利が上がる可能性がある変動型というタイプがあるので注意しましょう。

    もしも変動型を利用し、金利が上がった場合、最終的に支払う金額が高くなってしまいます。そのため、変動型の住宅ローンを利用する場合は、金利を上がることを想定して予算を組んだ方が良いですね。

    できるだけ計画的に返済をしたいなら、固定型の住宅ローンを選びましょう。

    金利が安い金融機関を見つけたら、次に返済期間が短くなるように工夫してみてください。

    ここで注意したいのは、住宅ローンの返済期間が短くなると、その分だけ年間における返済の負担額が大きくなるということ。あくまで返済できる範囲内で短くなるように工夫することが大事です。

    住宅ローンの返済期間は、1年単位で変更することができます。30年ローンを29年ローンに変更すれば、ちょっとの負担で返済期間を短縮できますよ。

    住宅ローンには金利があります。そのため返済期間が長くなればなるほど、金利の負担も大きくなります。言い換えれば、返済期間はたとえ1年でも短い方が負担が軽くなるということですね。

    あくまで無理をせず、できる範囲で返済期間を減らしてみましょう。

    ボーナスなどの臨時収入が入った際には、できるだけ返済にまわして、期間を短くする、そうすることで最終的に支払う金額を減らすことができますよ。

    元利均等返済と元金均等返済の違いは?

    住宅ローンの返済方法というと、「元利均等返済」「元金均等返済」の2つがあります。このうち、メリットの多い返済方法はどちらなのでしょうか?

    まず違いについてですが、元利均等返済では元金と金利の割合が変わることで、常に返済額が均等になります。要する最後まで同じ金額を払うということですね。

    他方で元金均等返済では、月々の返済額のうち、元金だけは常に一定になります。他方で金利はその時の状況によって変わるので、住宅ローンを借り入れた当初は負担が大きくなります。ただし、返済が進むと利息が減っていくので、月々の支払額が安くなっていきます。

    出典:ファイナンシャルプランナーが解説「元利均等返済と元金均等返済」:長期固定金利住宅ローン 【フラット35】

    元金均等返済は、最初がキツイですが、元金を早く返済できるので、最終的に支払う金額は元利均等返済よりも安いです。

    対して元利均等返済は、元金の返済が遅いので、最終的に支払う金額は高いですが、当初より返済の負担を減らせるので、無理なく返済ができます。

    元金を均等に返済するのか、それとも元利を均等に返済するのかで違いがあるので注意してくださいね。

    住宅購入の予算に関するまとめ

    今回は『住宅購入の予算の目安はいくらになるのか』をテーマに解説しました。

    住宅購入の予算は、住宅ローンの借入額と頭金を合算することで算出することができます。そのため、住宅ローンの借入額と頭金が決まらない限り、予算も決まらないです。

    住宅購入後も無理なく返済ができるように、返済比率や現在の家賃を参考に住宅ローンの借入額を決め、それから予算を設定しましょう。

    予算といっても、その全てを住宅購入に充てることはできません。住宅を購入すると様々なコストがかかります。

    税金や手数料、引っ越し代、家電や家具の費用など、建物の価格以外のコストも払えるように、予算は1割から2割は残しておいた方が良いでしょう。

    建物の価格以外のコストを算出することで、予算のうち、いくらまでならば建物の購入に充てられるのかを逆算して出すことができます。

    購入後の返済方法などもしっかりと計算した上で、住宅購入の予算を立てましょう。

    予算から建物の価格以外のコストを差し引きすることで、現在の年収やライフスタイルから見て、無理なく買える家の価格がわかりますよ。